Gakujikai お知らせブログ

20箱目「『ただいま』の英語は ないッす!」

英語のおまけ箱
●今回は中高生向け●

「ただいま」の英語は ないッす!


「ただいま」は英語では何と言うのですかと、中1生から聞かれることがたまにあります。

バシッと結論だけ言うと、「ただいま」に当たる英語はないです。

言い方を変えると、英語圏 … 少なくともアメリカでは… 学校から帰宅した子どもが「ただいま」、それを聞いて家族の人が「おかえり」なんていう定型化したやり取りは、特にしないということです。


「ただいま」は、
 I'm home. 
「おかえりなさい」は、
 Welcome home. 
と習いました!と反論する人がいるかもしれません。

たしかに、いろいろな参考書や教本にそう書いてある場合があるでしょう。

でも、英語の “I'm home.” は、日本語の「ただいま」とはちがうんです。


わたしは、小中高生が主人公だったり、その家庭を描いたアメリカの映画やTVドラマを相当な本数で見てきています。
“I'm home.” と言いながら子どもが帰宅する作品は、見たことないです。

あ、一つだけ、 “I'm home.” のセリフがあった映画がありました。
それは、20年ほど前のアメリカ映画で、The Parent Trap(邦題『ファミリー・ゲーム』)という作品です。

ロンドンに住む Annieニー〕という11歳の女の子が、2ヶ月間のアメリカでのサマーキャンプを終えて、自宅に帰ってきます。
そのときに、かのじょの口から出るのが  “I'm home.” です。

このように、 “I'm home.” は、何かの理由で、ある程度の期間、家を空けていて、ひさしぶりに自宅に帰ってきたときの、懐かしさと安堵感を込めた言い回しなんです。

日本語の「ただいま」のように、毎日の帰宅に使うのではありません。


“I'm home.” と言われた場合に、迎える家族の人々は “Welcome home.” と応じます。
上記映画では、“Welcome home.” のセリフは誰も言いませんでしたが、部屋の壁に “Welcome home, Annie.” の段幕が貼ってありました。


日本の中高生にとっては、“I'm home.” “Welcome home.” が適している状況は、修学旅行や合宿から帰ってきたときですね。


では、英語圏では、普段の、毎日の学校から帰ってきた子どもは、家族に何と言うのかと言うと…

…特に何も言わないです。

あえて言えば、
Hi, Mom. やあ、ママ)
とか
Hi, Dad.  (やあ、パパ)
ぐらいでしょうか。


では、普段、帰宅した子どもに、家の人は何と言うのかというと…

…これも特に何も言わないです。

あえて言えば、
Hi. 
と言い返したり、
How was your school today ? (今日は学校、どうだった?)
といったところでしょうか。


今回述べた「ファミリー・ゲーム」という映画は、ドイツのケストナーという人が書いた「二人のロッテ」という古典的児童文学を、ディズニーが、時代と舞台を現代のアメリカに置き換えて映画化したもので、最高に心温まるコメディ映画です。

●語り手/英語科・鈴田●












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