●今回は中高生向け●
140箱目「準備OK!」
prepare 〔プリペア〕 という動詞があります。
「準備する」という意味です。
prepare for という言い方もあります。
この2つの使い分けがわからない、という質問を最近、高校生から受けました。
prepare は、ひと昔前は高校で登場する語だったと思いますが、今は中学教科書にも登場するようになったようです。
まず、prepare A は、「Aを準備する」と覚えましょう。
そして、prepare for A は「Aの《ための》準備をする」と覚えれば良いです。
He prepared for the math exam.
は、「かれは、数学の試験の《ための》準備をした」
→ つまり、数学の試験に備えての勉強をした、ということです。
早い話が、「数学の試験勉強をした」わけで、生徒が行う作業です。
その一方、He prepared the math exam.
は、「かれは、数学の試験を準備した」
→ これは、試験問題を考えて作成、受験者の人数分の印刷などをして、試験がいつでも実施できるよう揃えておいた、ということです。
つまり、これは先生が行う作業ですね。
これで少しは、スッキリしましたでしょうか。
●語り手/英語科・鈴田