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英語のおまけ箱7箱目「ビーバー・ジャスティンって誰?」

英語のおまけ箱

●今回は中学生向け●

ビーバー・ジャスティン って誰?
学而会 英語のおまけ箱 7箱目

ご存じのように、日本では、姓が先で、名前が後に来ます。

韓国や中国もそうです。

しかし、英語圏は逆です。

名前が先姓が後です。

それで、英語では「(個人の)名前」のことを first name と言います。

personal name, given name という言い方もします。

そして「姓、名字」のことを last name と言います。

family name, surname という言い方もあります。


だから、「山田太郎」は英語では Taro Yamada となってしまう場合が多いわけですが、これって、おかしくないですか?

だって、わたしたちは日本語の会話で英米人の名前を口にするとき、日本語の順序に合わせたりはしないですよね。

ビーバー・ジャスティンとか言います?

ゲイツ・ビルって言います?

バスケの神様は、ジョーダン・マイケルかよ!ってなもんです。

英語圏の文化を尊重して、元の形のまんま、ジャスティン・ビーバーでしょ。

ビル・ゲイツでしょ。

よって、英語圏のかれらも日本人の名前を言う際は、日本文化を尊重して、元の形の Yamada Taro と言うべきではないかと。


実は、かれらも、韓国や中国の人の名前はオリジナルの順序(姓が先、名前が後)で言うんです。

日本人の名前だけを英語順序にしちゃうのは、おそらく、日本人が自分から Taro Yamada と名乗ることが多いからじゃないかという気がします。

たしかに、わたしが中学で英語を習い始めたときは、Taro Yamada と言うようにと教わりました。
 
でも、最近の中学教科書では、ほとんどすべて Yamada Taro の表記になってきたようです。

学研出版のサイトを見ると、この傾向は2002年度版の教科書から始まった、とのこと。

文化庁の国語審議会から出された答申がきっかけとなったようです。

個人的には、わたしはこの傾向に大賛成です。

「じゃあ、こちらが Yamada Taro と名乗ったとき、相手のネイティブが日本文化を知らない人だったら、誤解する可能性があるじゃん」と心配する人もいるかもしれません(誤解しても別にイイじゃんと、わたしは思いますけど)。

Yamada Taro と表記したとき、Yamada のほうが姓なんですよ、とハッキリわからせたいときは、姓の後にカンマをつける方法があります。

Yamada, Taro

とすればいいんです。

それに加えて、姓のほうをすべて大文字にもする、という手もあります。

YAMADA, Taro

これらは、学術論文を書くときによく使われる表記法なんです。

では、会話の場合はどうすればいいか?

これはもう、My name is Yamada Taro. と言ったあとに、Yamada is my family name. とか Taro is my first name. と付け加えれば一発解決ですね。

模試や入試で「あなたの名前をアルファベットで書きなさい」という問題が出るはずはありませんが、中1の最初の定期試験で、ごくたまに出題する先生もいます。

そのときは、学校の先生の指導通りの表記法にしたがってください。

それが一番です。

●語り手/英語科・鈴田●