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48箱目「英語の民間検定試験の違い」

48箱目「英語の民間検定試験の違い」

●今回は高校生向け●

英語の民間検定試験の違い
学而会 英語のおまけ箱 48箱目

現在、英語の民間検定試験というものが、けっこうありますね。

2020年度に大学入試改革が実施されることもあって、高校生の中には、自主的であれ強制的であれ、そういった一つをこれから受ける人が多いでしょう。

みんなは、民間検定試験には、TLU の違いがあることを認識していますか?

TLU とは、Target Language Use の略で、「その試験で問われる英語は、どんな場面で使われることを想定したものなのか」ということです。

各民間検定試験は、TLU を設定してから、問題作成しているわけです。

TLU は、大きく3つに分けられます。 

いくつかの民間検定試験の TLU を紹介しましょう。

なお、各検定名は青文字で表示します。

① General(ジェネラル)

英語圏の国へ旅行に行ったり、買い物をしたり、英語圏で生活したりすることを想定したもの。

英検  General です。

ケンブリッジ英検  General です。

② Academic(アカデミック)

学術機関、大学、高校などの場面でやり取りされることを想定した英語。

留学を望んでいる人に適していると言えます。

Academic の有名格と言えば TOEFL でしょうか。

GTEC 〔ジーテック〕 は、細かく言うと「GTEC Junior」「GTEC」「大学生・社会人向けGTEC」の3種類があります。

そして各種類が、さらに3~4タイプに分けられています。

実際、高校生が大学進学のために利用するのは、CBT というやつだと思いますが、これは Academic です。

TEAP は「英検」の Academic版と言えます。

日本の高校3年生を対象にした大学入試向けで、大学教育(留学も含む)で出会う英語という想定に特化したものです。

③ Business (ビジネス)

社会人が、海外とのビジネスをおこなう場合に必要とされるであろう英語を想定したもの。

有名なのが TOEIC です。

GTEC にも Business版が存在します。

また、民間検定試験で IELTS 〔アイエルツ〕 というのがあります。

これは General版と、Academic版の2タイプがあります。

General版は、イギリス、カナダ、オーストラリアなどへの移住申請に適しており、Academic版は、世界の大学で最も使われるテストと言われています。

米国でも TOEFL に代わる試験として入学審査に用いる大学が増えているそうです。

今回は各民間検定試験機関の公式ウェブサイトと、「全解説 英語革命2020」(安河内哲也/講談社・刊)を参照しました。

●語り手/英語科・鈴田●