●今回は中学生向け●
64箱目「ドラえもんの誕生日」
中3の皆さん、最近、塾の月例テストに、日付を英語で書く問題が出題されていましたね(リスニング問題ですが)。
偶然にも先日、ある私立高校の一昨年度の入試問題を見ていたら、日付を書かせる問題がありました。
というわけで、英語で「何月何日」という日付の書き方を確認しておきましょう。
ちなみに、「日付」のことを英語では date〔デイト〕と言います。
英語での日付のポイントは、ただ一つ。
日にちの部分は、数字ではなくて序数で言うんだよ、ということです。
序数というのは「~番目の」という語のことです。
よって、ドラえもんの誕生日とされている9月3日だと、
× September three
ではなくて、
〇 September (the) third
と記してください。
序数は基本、the をつけるのが普通です。
でも、日にちの場合は、the は省いてもOKです。
あと、序数は、
first → 1st
second → 2nd
third → 3rd
fourth → 4th
という表記の仕方もあるので、
September (the) 3rd
と記しても良いです。
さらに言いますと、新聞記事などでは、
September 3
と、日にちを単に数字を書いて済ませてあるときもあります。
これもいちおう、アリです。
でも、この場合でも、読みあげる場合は、“3”の部分は数字〔スリー〕ではなくて、序数〔サード〕で読んでください。
3級以上の英検2次試験で、カードの英文を読みあげるときも、そうしてください。
もし入試や実力テスト類で、何かの日付を書く問題が出題されたら、どの表記法で書けばよいのかは、問題文にもよります。
冒頭に述べた高校の入試問題は、長文問題の設問の一つだったのですが、問題文に「本文中にある表記法に従って」と書いてありました。
そこで、本文を注意して眺めていくと、“November 27th” と書いてある箇所があったので、この場合は、
September 3rd
という書き方でやるのが正解だったわけです。
●語り手/英語科・鈴田●
*今回の話は、アメリカ英語に基づいたものです。イギリス英語の場合は、月名と日にちの順番が逆です。
すなわち、
3rd September
とします。